ブログ

EV(電気トラック)の普及でドライバーの仕事はどう変わる?現状と今後を解説

「電気トラックが増えたら、ドライバーの仕事は変わるの?」「EVって運転しやすいの?」——最近、物流業界でこんな疑問を耳にすることが増えてきました。

世界では電気トラック(EVトラック)の普及が急速に進んでいます。しかし一方で、日本での普及はまだ試験導入段階にあります。この記事では、EVトラックの世界・日本の現状から、ドライバーへのメリット・デメリット・今後の見通しまで、わかりやすく解説します。


世界のEVトラック普及状況

まず、世界全体のEVトラックの普及状況を確認しておきましょう。

2024年時点での世界の中・大型EVトラック販売台数は約9万台に達し、前年比約80%増加しました。しかし、地域によって普及状況には大きな差があります。

地域 販売台数(2024年) 市場シェア
中国 約7万5,000台 世界シェア80%以上・市場シェア4%超
欧州 約1万台超 商用車市場の1〜2%
北米 約1,700台 0.5%未満
日本 小型〜中型を試験導入段階

つまり、現時点では中国が圧倒的なリードを保っており、欧州・北米がそれを追いかけている状況です。また、Amazonは2万台以上のEVバンを運用し、DHLは2030年までに配送車両の60%を電動化する目標を掲げているなど、グローバル企業でのEV化が加速しています。


日本のEVトラックの現状

一方、日本のEVトラック普及は、世界と比べてまだゆっくりとしたペースで進んでいます。その理由としては、主に以下の3つが挙げられます。

① 航続距離の問題 現時点では、大型EVトラックの航続距離は200〜300km程度のものが多く、長距離輸送には対応しにくい状況です。そのため、都市部の短距離配送には向いているものの、長距離幹線輸送への導入はまだ先の話といえます。

② 充電インフラの不足 EVトラックの普及には充電インフラの整備が不可欠ですが、日本では大型トラック対応の急速充電設備がまだ十分に整っていません。なお、東京都では2025年4月から新築建物へのEV充電設備設置が義務化されており、インフラ整備は着実に進んでいます。

③ 車両コストの高さ EVトラックの車両価格は、同サイズのディーゼルトラックと比べてまだ高い傾向にあります。ただし、燃料費・メンテナンス費の削減効果を考えると、長期的には経済的になるという試算もあります。


EVトラックが広がるとドライバーにどんな変化がある?

では、EVトラックが普及した場合、ドライバーの仕事はどのように変わるのでしょうか。プラスの変化とマイナスの変化の両面から見ていきます。

ドライバーにとってのプラスの変化

① 疲労感が軽減される

EVトラックの最大の特徴のひとつが、静粛性と振動の少なさです。ディーゼルエンジン特有の振動・騒音がないため、長時間運転しても疲れにくいというメリットがあります。実際に、EV導入でドライバーの約85%が「疲れにくい」と回答したというデータもあります。

② 操作が簡単になる

EVトラックはオートマチック車が主流であり、変速操作が不要です。そのため、ギアチェンジの技術習得が必要なディーゼルトラックと比べて、運転操作がシンプルになります。これにより、未経験から大型トラックドライバーを目指す方の入門ハードルが下がる可能性があります。

③ メンテナンス作業が減る

EVはエンジンや変速機などの複雑な部品が少ないため、オイル交換・エンジン整備が不要です。したがって、ドライバーが日々行う点検作業の負担が軽減されます。また、故障リスクが下がることで、予期せぬトラブルへの対応も減ると考えられています。

④ 環境意識の高い仕事ができる

CO2排出量の削減に直結するEVトラックの運転は、環境貢献意識の高いドライバーにとってやりがいになります。環境省のデータによると、運輸部門は日本全体のCO2排出量の約19%を占めており、EVへの転換は業界全体の課題です。つまり、EVドライバーとして働くことは、社会的な意義の大きい仕事になっていきます。


 ドライバーが気をつけるべき変化

① 充電管理という新しい業務が増える

ディーゼルトラックでは給油するだけでよかったものが、EVでは充電時間・充電スポットの場所を事前に把握して運行計画を立てる必要があります。これはドライバーにとって新しいスキルのひとつになります。

② 航続距離の把握が重要になる

EVトラックは残りの航続距離を常に意識しながら走る必要があります。特に長距離便では「充電切れ」のリスクを管理する責任がドライバーに求められます。そのため、事前のルート確認・充電計画がより重要な業務になります。

③ 操作感覚の違いに慣れる必要がある

エンジンブレーキの効き方・回生ブレーキの感覚など、ディーゼルとは異なる操作感に慣れるまでの適応期間が必要です。ただし、多くのドライバーは「すぐに慣れた」と話しており、大きな問題ではないという声が多いのも事実です。


今後の見通し:日本のEVトラックはいつ本格普及する?

政府は「2030年までに商用車の電動化比率を高める」という目標を掲げており、補助金制度を通じてEVトラックの導入を促進しています。また、いすゞ・日野・三菱ふそう・UDトラックスなど国内主要メーカーがEVトラックの開発・販売を強化しており、今後ラインナップが拡充していく見込みです。

しかし、長距離輸送への本格対応には2030年代以降が必要という見方が多く、当面は都市部の短距離配送を中心に普及が進むと考えられています。つまり、ディーゼルトラックがすぐになくなるわけではなく、用途によってEVとディーゼルが使い分けられる時代が続くでしょう。


ドライバーとして今できる準備

EVトラックの普及が進む中、ドライバーとして今できる準備はどんなことでしょうか。

① EVトラックへの先入観をなくす 「難しそう」「慣れるか不安」という先入観を持たず、積極的にEV車両に触れる機会を持ちましょう。多くのドライバーが「乗ってみたら思ったより簡単だった」と感じています。

② 現在の免許・資格を磨いておく EVが普及しても、大型免許・けん引免許・危険物取扱者などの資格の価値はなくなりません。むしろ、資格を持つ優秀なドライバーがEVの運転技術も身につけることで、さらに市場価値が高まります。

③ 業界の動向にアンテナを張る EV関連の補助金制度・新車情報・充電インフラの整備状況など、業界の最新情報を継続的にチェックしておくことで、時代の変化に柔軟に対応できます。


まとめ

EV(電気トラック)の普及は、ドライバーの仕事に新しい変化をもたらします。疲労軽減・操作のシンプル化・メンテナンス負担の減少など、ドライバーにとってプラスの変化が多い一方、充電管理・航続距離の把握という新しいスキルも求められます。

しかし、日本での本格普及にはまだ時間がかかります。したがって、今すぐ「EVに乗れないとドライバーになれない」という時代ではありません。現在の免許・資格・技術を磨きながら、EVという新しい潮流に柔軟に対応する姿勢を持っておくことが、これからのドライバーに求められる心構えといえるでしょう。

DRIVE UPでは、時代の変化に対応した最新のドライバー求人を全国で掲載中です。ぜひ気になる求人をチェックしてみてください!

公式LINEはこちら
➡ https://line.me/R/ti/p/@834akkac

30秒登録フォームはこちら
➡ https://form.hr-m.jp/forms/rckogw/form_1_2

お急ぎの方はお電話で
フリーダイヤル:0120-406-510

運営会社:株式会社 友創(ゆうそう)
〒511-0256 三重県員弁郡東員町南大社612-3
営業時間:9:00~18:00(土日祝休み)

私たちのミッション
– 日本の労働者不足問題を解決
– 労働者教育に注力
– 労働者に正当な評価を

コメント

この記事へのコメントはありません。

関連記事

ドライブアップ 公式LINEはこちら フリーダイアル
TOP