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新卒22歳が1年目に感じたリアルな話

「大学出てトラック運転手?もったいない」——周囲からそう言われても、田中くん(仮名・22歳)はドライバーの道を選びました。

就活解禁と同時に大手企業のインターンに参加し、スーツを着てエントリーシートを書き続けた大学3年生の秋。ある日ふと「自分、本当にこの仕事したいのかな?」という疑問が浮かんだそうです。

「就活って、なんか自分を型にはめてる感じがして。でも何がしたいかもわからなくて、ずっとモヤモヤしてました」


ドライバーを知ったきっかけはバイト先の先輩

転機は、大学3年の冬。アルバイト先の倉庫で知り合ったトラックドライバーの先輩との会話でした。

「その人、すごく楽しそうに仕事の話をしてくれるんですよ。『一人で走ってるとき、めちゃくちゃ気持ちいいんだよ』って。なんかその言葉が刺さって」

田中くんはその日から調べ始めました。ドライバーの仕事内容・給与・将来性——調べれば調べるほど、自分のイメージとは違う現実が見えてきました。

「正直、最初は『きつい・危ない・安い』のイメージしかなかった。でも実際に調べると、大型免許を取れば収入もしっかり上がるし、今は人手不足で未経験でも入りやすい。なんか面白そうだなって思いました」

大学4年の春、田中くんは一般企業への就活をやめ、運送会社への入社を決めました。


親・友人の反応は?

「親には最初めちゃくちゃ反対されました(笑)。『せっかく大学出たのに』って。友達にも『え、トラック?』って顔されましたね」

それでも田中くんは「自分が楽しそうと思った仕事をやってみたかった」と押し切りました。

内定をもらった運送会社は、大型免許取得費用を全額会社負担・入社後6ヶ月間の研修制度あり・年間休日112日という条件が揃っていた会社。

「未経験OKで、免許も取らせてもらえて、ちゃんと教えてもらえる環境があるとわかって、ここにしようと決めました」


入社してからのリアル:最初の3ヶ月

入社直後は、大型免許の取得からスタートしました。教習所に通いながら、会社の先輩ドライバーに基礎を教わる日々。

「免許の教習って、普通車と全然感覚が違うんですよ。内輪差とかオーバーハングとか、最初は全然わからなくて。教官に何回も怒られました(笑)」

免許取得後は2ヶ月間、先輩ドライバーに同乗しながら実際の仕事を覚えていきました。

「先輩がめちゃくちゃ丁寧に教えてくれて。『この交差点は左折するとき気をつけろよ』とか、地図に載ってないようなことをたくさん教えてくれました。先輩がいなかったら絶対挫折してたと思います」

一人立ちしたのは入社から約3ヶ月後。初めて一人でハンドルを握った朝のことは今でも覚えているといいます。

「緊張しすぎて、出発前にトイレ3回行きました(笑)。でも高速に乗って、朝日の中を走ってるとき、『あ、俺これが好きだ』って思いました」


1年目の収入・生活のリアル

入社1年目の月収は、手当込みで約27万円。ボーナスは夏冬合わせて約50万円でした。

「同期の友達がメーカーや商社に入って、最初の給料の話を聞いたら似たようなもんで。むしろ『思ってたより全然いいじゃん』って感じでした」

生活リズムは、早朝出発・夕方帰宅のサイクルが基本。長距離便の場合は1〜2泊することもありますが、月に数回程度です。

「朝は5時起きですけど、夕方には帰れる。友達と夜飲みに行けるし、休日もちゃんとある。最初は『体力的にしんどいかな』って思ってたけど、慣れたら全然平気でした」


大変だったこと・予想外だったこと

正直に話してくれた大変だったことは2つ。

「1つ目は、やっぱり最初の冬。雪道の運転が怖くて。大型トラックって、滑ったら止まれないんで。あのときは本当に神経使いました」

「2つ目は、配送先のおじさんに最初なめられること(笑)。22歳の若造が大型で来るとは思ってないから、最初は雑に扱われることもあって。でも何度か通ってるうちに『あの若いの、ちゃんとしてるな』ってなってくれて。それが嬉しかったですね」

予想外によかったことは「一人の時間が自分に合っていた」こと。

「就活してたとき、グループワークとかチームで動くのが苦手で。でも運転中は一人じゃないですか。好きな音楽かけて、好きなペースで考えながら走れる。これが自分にめちゃくちゃ合ってました」


1年後の今、後悔はある?

「全然ないです。むしろ早く決めてよかったって思ってます」

同期で一般企業に就職した友人の話を聞くと、毎日終電まで残業・上司との人間関係・「自分が何のために働いているかわからない」という声をよく聞くといいます。

「俺は毎日荷物を届けて、『お疲れさん』って言われて、ちゃんと帰れる。シンプルだけど、それが好きです」

2年目からは長距離便のルートを増やし、収入アップを目指しているという田中くん。3年後には大型二種や危険物の資格も取りたいと話してくれました。

「大卒でトラックって最初は恥ずかしいと思ってたけど、今は胸張って言えます。この仕事、めちゃくちゃ面白いですよ」


新卒でドライバーを考えている方へ

田中くんのケースからわかるように、新卒でドライバーという選択肢は決して「もったいない」ことではありません。

  • 未経験・新卒でも免許取得から丁寧に育ててくれる会社がある
  • 1年目から同世代と遜色のない収入が得られる
  • 「一人でマイペースに働きたい」という人には特に向いている
  • 資格を積み上げてキャリアアップできる明確な道がある

「就活がしっくりこない」「オフィスワークより体を動かす仕事がしたい」という方は、ドライバーという選択肢をぜひ考えてみてください。

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